6月11日午後1時〜午後5時に開かれた職業ガンをなくそう集会に参加してきました。
私は職業がんについては、石綿の民事損害賠償請求事件しか扱ったことはありませんでしたが、いつも労使合同勉強会などでお世話になっている化学一般が力を入れて取り組まれており、お誘いを受け参加してきました。
裁判に取り組まれた医師や弁護士から、日本における職業がんの実態や労災裁判での問題点などの解説があり、日本では欧米諸国と比べても職業がんの調査研究が国によりほとんどなされておらず、そのために労災行政や裁判所で立証が困難となっているという状況が分かりました。
国が調査を懈怠しておいて、それにより適切な予防策が実施されず、また労災補償もされないというのは不条理としかいいようがありません。
今後も、この取組みに注目していますし、もっと世論に訴え、国の調査研究を進めさせることが大切だと思いました。